【保育】先生、あなたならできます!
これは、私がある先生に対して考えていたことです。
が、これは多くの先生方に当てはまるのでは?と思いましたので
書いてみます。
ある先生が、お子さんへの話の伝え方について相談してこられました。
「全体への指示では話が伝わっていないみたいなんです」
「●●ってしないと理解できていない様子なんです」
「今はこんな風に接しているんですが、どのように関わったらいいでしょうか?」
このお話を聞いて、
私は相談されているという感覚はありませんでした。
というのも、先生ご自身が答えを背負った状態でお話しされていたからです!
たくさんのお子さんたちを見ながら、
個々人の様子にも気を配って、困っている部分にも気が付いておられる。
このことだけでも、日々のひたむきなお子さんたちへの想いあればこそだな、と
頭の下がる想いです。
お話ししていて、先生に必要なのは
答えを出すことではなく、
「今すでにできているということに気づいてもらうことだな」
と思いました。
先生のお話しには、すべて”できていること”が隠れていました。
「全体への指示では話が伝わっていないみたいなんです」
→個別でお話しをすれば伝わることが分かっておられる証拠です!
なんなら、これまでも、個別に伝えて理解を補助してこられた経験があるはずです。
「●●ってしないと理解できていない様子なんです」
→”●●をすれば理解できる”のが分かっておられる証拠です!
その子の成長段階を正確に把握できているということでもあります。
「今はこんな風に接しているんですが、どのように関わったらいいでしょうか?」
→今接している接し方でうまくいっている感覚があるからこそ、その接し方をされているんだと思います。
うまくいっていることは継続をするのがいいと思います!
(心理士から見て取り入れた方がよいやり方があれば、追加で取り入れてもらうといいかもしれません。)
…という具合です。
(具体的な内容は書いていませんので分かりづらいかもしれませんが…(汗))
だからね、先生にならできます!と断言したんです。
だって、できているから!
先生自身が、自分で証明してるから、断言したんです。
できるかな…?
なんか難しいこと言われた気がする…
みたいに感じている先生ほど、
実際はよく理解しておられて、実践に落とし込んでいく力をお持ちの方が多いように
感じます。
実際どうするかを現実的に考える力があるから、
ちゃんとかみ砕いて理解しないとという思いもあるし、難しさも感じたりできるという
ことなんでしょうね。
心理士から
勇気づけてもらったとか、励ましてもらったとか、教えてもらったとかじゃないんです。
先生ご自身が、日々の保育の中でひたむきにお子さんと向き合って
模索して、工夫して、導き出して、やってみて、そのうえで得た答えなんです。
だから、あなたならできます!
自分の向き合ってきた時間や力を信じて!
大丈夫です!