なななのことば

”あなた”に届けたいことば

資格取得の先に…

わたしは

臨床心理士公認心理師という資格を

取得して働いています。

 

わたしは、ですが

能動的に、積極的に、本当になりたくてなりたくて

食い気味に取得しに行きました。

(このへんは、また改めて振り返りたいと思います。)

 

資格保持者になってみて分かったこと。

 

資格保持者になったことが「なった」んじゃなかった。

 

勉強しても、試験に合格しても、

分からないこととできないこと

ばっっっっっかりだった。

 

分からないことっていうのは

何かの療法とか方法とか面接とかっていうんじゃなくて

「自分には何もできないことすら分からない」

っていうこと。

 

できないことっていうのは

「自分のことが分かってなさすぎて

目の前の人のために何も役に立つことができない」

っていうこと。

 

そんな感じだったな、と振り返って思います。

(ゆうても、当時の絶望感は相当なもんでした。汗)

 

でも、資格を取得したから

積み上げられた10年がある。

あの最初の一日がなければ、

積み上げすらできなかったから。

 

積み上げたのは、職業としてだけじゃなくて

途中、就職・転居・結婚・出産・退職・親との死別…など

人生としてもいろいろと経験をしました。

 

その度に

自分のことばに重力が加わっていったような感覚でした。

 

自分がこんなこと経験したんです!とか公表しなくても

なぜか、相手への届き方の深度が増していっているというか。

(こういう感覚の語彙力を高めていかないといけないのかも

しれないですね。汗)

それもこれも、これまで出会ってお話ししてきた方が

いらっしゃったからこそ得られた感覚なので、

それにも感謝です。

 

 

資格を取得したっていうのは

「これから、この名前の資格をいただいて、

責任もって全うさせていただく」

という権利をいただいたということだったんだ、と

理解しています。

 

これから10年後には、また違う理解の仕方があるかも

しれないけど。

その日まで、また10年積み上げていけたらありがたいと

思います。

そのためにも、

目の前の方が抱えている困りごと・心配ごとが軽くなるよう

真摯にひたむきに、伴走させていただきたいと思います。

 

 

ななな