なななのことば

”あなた”に届けたいことば

”どうにかしよう”としないでくれれば、それでいいかもしれない

出産して

育児が始まったんですが

どーうにもしんどかった時期が私にもありました。

身体が、とか、気持ちが、とか、そういうもんじゃなくて

とにかく”自分”が全部しんどかったです。

 

それまでは、お子さんの発達・成長をどう見て、

子育てをする保護者さんにどうお話しするかとかを

必死に考えながらやってきたわけですが

やはり、自分が経験すると、これまで見えてなかったものが見えたり

自分で自分の気持ちをうまく扱えなくなる感覚を経験したり

明らかに世界は変わりました。

 

とりわけ違和感があったのが

よく相談場面などで言われがちな

「ホルモンのせいだから」

っていうことばでして。

 

言う相談員の人は

「気持ちが落ち込んでしまうのは、あなたのせいじゃなくてホルモンのせいなんだから

悪いことでも気に病むことでもなんでもないからね~!」

という、身体の仕組みの事実を伝えて、しなくてもいい自分責めをしなくて済むように

してくれてるということなんですが。

 

私の場合、

その知識では救われなかった、というのが本音です。

 

だって、ホルモンのせいだっていうことが分かったからって

現実は何も変わらなかったんです。

助けてくれる人が増えるわけでもなければ

逃げ出すこともできなかったし、

結局、誰も分かってくれているという感覚がなかったんです。

 

頭で理解しようとするほど

気持ちがついていかなくなることは明らかでした。

 

じゃあどうすれば気持ちは救われたのか?

当時の自分に出せる答えはなかったと思います。

今は大変で、きつくて、毎日最底限しないといけないことをするだけで精一杯。

そんな状態の自分を、”どうにかしよう”とすることなく、

”なにかしてあげよう”とすることもなく、

そのまま一緒にいてくれればよかったのかな?

だから、「”どうにかしよう”としないでくれればいい」が答えになるのかも!

 

それが、究極に私を信頼してくれてることな気もします。

 

今日は体験談でした。

 

 

ななな