なななのことば

”あなた”に届けたいことば

保護者・保育者の気持ちのやり場

久しぶりの投稿で

内容をどうしようか考えていましたが

最近よくひっかかっていることについて

書こうと思いました。

 

保護者(特に、日中主たる保育者としてお子さんを見ている場合)や

保護者の代わりに日中お子さんの様子をみる保育士さんたちが

危険なこと、お友達とのトラブル、どちらかがケガをしてしまうような場面に出くわします。

一人につきっきりで、子どもを見る以外のことをしなくていいなら、何の問題もないでしょう。

でも、皆さんは違います。

 

おうちでは

家事をしながら

きょうだい児の面倒をみながら

パートナーのお弁当の準備をしながら

買い物など出先でもずーっと一緒にいながら

せっかく作ったごはんをぐちゃぐちゃにされながら

数秒前に掃除した床を汚されながら

トイレに行ったら姿が見えなくて大泣きされながら

やめてほしいことを全部やられて夕食の支度をしないといけないのに泥だらけの靴や服の後処理に追われながら

こども園や保育園などでは

集団でいる子どもたちのパワーに圧倒されながら

活動の準備をしながら

お昼寝から起きてしまって子をおんぶしながら連絡帳を書きながら掲示物の準備もしながら

書類書きが終わらず残業を余儀なくされながら

 

そんなこんなをしながら

子どもたちのことも「安全に、安心できるように、責任をもって」見てるわけですよね。

 んーーーーーーっと、もう地球人ではないかもしれん。笑

多分、分身の術とか、時を止める魔法とか、たくさんの園児の目を引き付けるための媚薬とか、瞬間移動とか

使わないと対応できないくらいの量・質・柔軟性を求められてますよね。

 

これで

子育ては笑顔で!

怒ってはいけません!

感情のコントロールを!

楽しみを見つけて!

とか言われたら、正直「え、私に言ってました?」てなります。(断言)

 

最近、特に気になっていたのが

感情はコントロールするのが大人の対応みたいな風潮です。

コントロールっていうことばが

思いっきり「抑制」という意味で使われているところ。

 

私は

コントロールは「制御」「調整」「方向転換」みたいに思っています。

自分の気持ちを飼い慣らすってことです。

怒ってムカついて悔しくて心折れそうになって絶望して投げ出したくなって人知れず泣いて…

感情大忙しですもんね。

 

感情を持つ生き物を育てていくんですから

感情を感じて、使って、育てていかなきゃ。

抑えるばかりでは、使えなくなっちゃうかもしれないですね…

 

感情大忙しにさせてくるのも、それくらい関係値が深いから、かけがえのない人だからなんだ。

どうでもいい人には、こんな揺さぶりをかけてはきません。

 

 

 

虐待、不適切保育に類するようなことは断じてダメです。

(ぶつけていいとは言ってませんので。

そこは明確に違いがあります。)

 

くっそーーーーー!てなってもいい

もうイヤだーーーーー!って落ち込んでもいい

泣いてもいいし

良かれと思ってやってたことが少し合ってなかったり逆効果になったりしてても、気が付いて方向を変えればいい

自己嫌悪もいい

もちろん、たくさん喜んでもいい

 

自分が我慢しなきゃ、抑えられるようにならなきゃと思わないで

(思っちゃうのも当然なんだけど)

たくさん喜怒哀楽その他諸々を味わって

少しずつ気持ちの飼い慣らし方を分かっていければいいんじゃないかと思っています。

 

必要なところで怒って

必要なところでたくさん愛を伝えて

力の入れ方よりも、「抜きどころ」がkey!

 

 

ななな