「資格とれずにあきらめた」という意味付けにしないでほしいという私の勝手な気持ちの押し付け
若手の対人支援職についている人に出会って
・院試に落ちて、大学院進学をあきらめたんです。
・大学時代に精神的に病んでしまって、あなたには心理士の仕事は無理と言われてあきらめたんです。
という話を結構な数聞きます。
私がこの職に就いているからというのもあるでしょうが、
体感では私の周りには、結構臨床心理士・公認心理師を志した人がいて
そして、何らかの理由でそれを”あきらめた”人が多くいます。
つまり、「臨床心理士と、今は公認心理師もになりましたが、その資格取得できなかった人」というレッテルを自分に貼って生きている状態にある人がたくさんいるようです。
でも、その若手の職員さんと私が出会ったのは、対人支援の現場です。
私はこう思っています。
あなたは、あきらめたんじゃないし、なれなかったんじゃないよね。
資格を取ることがゴールなら、それは”あきらめた”んでしょうが、
資格をとって、やりたかったこと、見たかったもの、救いたかった想い、実現したかった世界、そういうものがたくさんあったはずで。
でもそれって、本当に資格ないとできないことなのかな?と。
現に、今あなたと話しているこの現場では、
あなたはそれを実現するべく対象者さんと向き合っているんでしょう。
だから、私と出会って、話したんだ。
ある意味挫折をした後、
この場に来るまでにもう一度立ち上がって、
自信をなくして怖かった自分をもう一度信じて、
自分に「できなかった人」っていうレッテルを貼りながらも向き合ってきたことも
狭き門をくぐることと匹敵するくらい大変だったはずだよ。
臨床心理士の資格を取得することが
本当の意味で”臨床心理士になった”んじゃないってこと、私は実感しています。
逆に、資格は取れなかったけど
本当に意味のある支援をするべく奮闘している人や
日々人の心や生活を救っている人もたくさん知っています。
だから、
自分をあきらめた人っていう意味付けで終わらせてほしくないんです。
その意味は、それぞれ行きついていく場所があると思うから、
自分で見つけていってほしいと思うんだけど、
ちゃんと向き合っていく人には、ちゃんと見つかっていくと信じてます。
なんかあったら、このブログでもいいから吐き出してみてください(笑)
話しましょう。
大歓迎!
ななな